さまざまな理由から会社を辞めたいと考えている方が多いかもしれません。
一方で、会社を辞める本当の理由を言えずに嘘の理由を言ってしまう人もいるのではないでしょうか。
結論から言いますと、嘘の理由で会社を辞めても全く問題はありません。
本記事では、会社を辞める理由は嘘でもいいのかを中心に、嘘をつくメリット・デメリット、会社が納得しやすい理由などをご紹介していきます。
会社を辞める理由は嘘でもいい?

「会社を辞める理由はちゃんとしたものでなければならない」と考えている人もいるのではないでしょうか。
実際には、会社を辞める理由は嘘でも何ら問題はありません。
会社を辞める理由が嘘でもいい理由について解説していきます。
嘘の退職理由でも法律上問題ない
労働基準法では、会社側が労働者をリストラする際には、リストラの理由を明確に伝える必要があることを決めています。
しかし、労働者が退職を申し出る場合に関しては、本当の理由を明確に伝える必要は全くありません。
つまり、嘘の理由で退職を申し出たとしても法律上は問題がないのです。
例えば、「やりたいことが見つかった」とウソの理由で会社に退職を申し出たとします。
実際は同業他社への転職をするための嘘だった場合に、「嘘をつかれた」と会社側が訴えたとしても法律上は何も悪いことをしていないので問題ありません。
無理に言う義務はない
そもそも、退職にあたり、何かしらの退職の理由がなければ退職できないことはありません。
例えば、「一身上の都合」だけを伝えて退職の申し出を行っても、退職することは可能です。
法律上は退職理由を説明しなければならない義務はないので、一切理由を言わずに辞めることもできます。
正社員における退職のルールは、退職日の2週間前までに退職の申し出を行うことだけです。
ですので、無理に退職の理由を見繕う必要はありません。
嘘をつくメリット・デメリット

退職の理由に関して嘘をつくことにはいくつかのメリットがあると同時に注意点もあります。
ここからは嘘をつくメリットや注意点について解説します。
嘘をつくメリット
嘘をつくメリットとしては以下のことが挙げられます。
- スムーズな退職につながりやすい
- 会社から引き止められる可能性が下がる
- 本当の理由を言うとトラブルになる可能性がある
例えば、「一身上の都合」だけでも退職は可能ですが、仮に「一身上の都合」だけで押し通そうとしても、会社側は素直に受け取ろうとはしません。
「その裏には色々な理由があるのではないか」と勘繰り、退職を引き止めようとしてくるでしょう。
嘘をついてもっともな理由を用意した場合には、本当の理由を勘繰られる可能性が下がります。
結果的に会社から引き止められる可能性が下がり、スムーズな退職につながりやすくなるのです。
また、本当の理由を言った場合にトラブルになる可能性があります。
例えば、人間関係に対する不満や待遇に対する批判などが含まれれば、周囲の人は不快に思うはずです。
逆に会社側が改善を約束してしまうと、より辞めにくくなってしまうケースも考えられます。
そのため、スムーズに退職したい方にとっては嘘をつくメリットはかなり大きいと言えるでしょう。
嘘をつく際の注意点
一方、嘘をつく際の注意点には以下のことが挙げられます。
- 多くの人に嘘をつくことになる
- 本当のことが言えないストレスを抱えやすくなる
- 何らかの形が嘘がバレる可能性がある
- 嘘がバレた後でトラブルになる可能性がある
会社に対して嘘をついたとしても、結果として多くの人に嘘をつくことになります。
例えば、「心身の調子が良くない」という嘘の理由で辞めようとするとします。
実際は心身ともに健康でありながらも、周囲に対して心身の調子が悪いように演じなければなりません。
信頼関係のある同僚などを欺かないといけないことに対する罪悪感が出てきてしまいます。
また嘘をつくことで、誰にも本当のことを言えないということにストレスを感じやすくなるのもデメリットの1つです。
そして、嘘をついていたことがバレれば、今までの人間関係が壊れることも考えられます。
何らかの形で嘘がバレることは十分に想定できるために、嘘をつくことで生じるトラブルに対して覚悟を持つことも必要です。
会社が納得する辞める理由

会社が納得する形で辞めるにはさまざまな理由があります。
- 挑戦したいことがある
- 家族の看病・介護のため
- 引越し
- 体調不良
ここからは会社が納得する辞める理由について解説していきます。
挑戦したいことがある
「やりたいことが見つかった」、「小さい時からの夢に向かって頑張りたい」など、挑戦したいことがあるという理由だと会社側は引き止めにくいです。
手に職をつけたいからと、「今から専門学校に入り直す」などと言えば、会社側は信じるしかなくなります。
仮にその気がなかったとしても、「考えが変わった」、「現実を突きつけられて諦めた」と言えば相手に嘘だとバレる可能性は低いでしょう。
挑戦すること自体は素晴らしいことであり、後押しをされる形ですんなりと退職できるのが理想的な展開です。
一方で、純粋に夢を応援してくれる人ばかりだった場合に罪悪感を抱きやすいため、その点に注意が必要です。
家族の看病・介護のため
家族が何らかの病気、もしくは介護を必要とするために退職を申し出ると、会社としては引き止めにくくなります。
介護のためにまとまった時間を作るなどの理由を作れば、会社側もそれを咎めることはしにくいでしょう。
一方で会社に介護休職などの福利厚生が行き届いている場合に、「それらの制度を利用すればいいのではないか」と提案される可能性があります。
また、職場が実家と近い場合に、買い物の際に職場の人に見つかる可能性もあるでしょう。
それらの場面において、しっかりと対応していくことが求められます。
引越し
遠方に引っ越しをすることになり、退職せざるを得なくなったと退職を申し出ることもおすすめです。
オフィスが1つしかなく、転勤では対処できない場合には会社としてはこれ以上の引き止めがしにくくなります。
引っ越しすること自体は事実で、十分に通勤できるような場合には、どこに引っ越しするかを伏せておけばバレる可能性は低いでしょう。
しかし、引っ越しをしないのに遠方に引っ越しをすると嘘をついた場合、バレる可能性は高まります。
ですので、近場とはいえ引っ越しをする場合におすすめであり、引っ越しをしない場合には別の理由を見つけていきましょう。
体調不良
心身ともに優れないなど、体調不良を理由にして退職を申し出るのはよくあることです。
「一旦退職して療養に専念したい」などの理由をつければ、会社としてはこれ以上の引き止めはしにくいでしょう。
場合によっては休職などを提案され、退職しなくて済む形を提案するケースもあります。
この場合は、「いつ戻れるかわからない」、「ストレスが主な原因なのでストレスがかからない形で療養したい」などの理由を加えると説得力が出てきます。
特に精神的なものを理由に辞めると、相手からは見えない分、申し出の内容を信じるほかありません。
のちに元気なところを見つけられても、回復できたとアピールすればいいだけなので嘘だとバレることは少ないでしょう。
まとめ
今回は、会社を辞める理由は嘘でもいいのかについて解説してきました。
最後に、今回ご紹介した内容を振り返っていきます。
- 法律上は嘘の理由で退職しても問題ない
- そもそも会社を辞める理由がどのようなものであっても辞めることは可能
- 嘘をついて辞めるメリットはスムーズな退職がしやすくなることなど
- 嘘をついて辞めるデメリットは嘘をつき通す必要性や本当のことが言えないストレスなど
- 挑戦したいことがある・家族の看病や介護・体調不良などの理由が納得してもらいやすい
「どのように退職理由を伝えれば、会社に納得してもらいやすいか」と、退職理由について悩む方も多いのではないでしょうか。
基本的には、どんな退職理由だったとしても、労働者には退職の自由があるのでいつでも退職の申し出を行い、辞めることが可能です。
本当のことを言わずに嘘をついて辞めても全く問題ありません。
あとは、探りを入れられても嘘だとバレないような理由を作っていくことが求められます。

